この明け方前の空気が

久しぶりに地元の人間と連絡をとった。
珍しい姓を持つ彼女は、概念的にも物理的にも自分とはかけ離れた世界にいて、
たまに近況報告をする。
彼女は、これまた自分とは違う経験を多くしていて、
自分はいつも、ある敬意をもって接する。
彼女が自分の世界を広げてくれていることは間違いなくて、
自分がいる世界の狭さや、くだらなさ、恵まれている点や、
ときに自分個人の人格的欠陥を指摘し、そして稀に評価してくれたりもする。
とにかく多くのことに気付かせてもらっている。
彼女の世界が自分を含んでいることに、感謝するときがある。
自分の狭い世界の中から、あぁだこうだ、と彼女に対して何か言おうとする人間にはなりたくない。
同時に自分が恵まれていることを忘れないようにしたいし、
中3以来、常にそうだが、何があっても自分を哀れむようなことはすまいと思う。
(彼女はそれゆえに人間的に非常に魅力的であると思う)
それは、彼女を友人に持つ自分がすべき、彼女への感謝と敬意の体現であるはずだ。


話が逸れたが、彼女がコトある度に、
遠くにいる自分に連絡をくれる事を、自分は密かに誇りに思っている。
彼女はこの言葉を好まないと思うが、
自分とは比にならないものを、彼女は一人で支えながら生活している。
彼女が思うより彼女は強い。
もちろん、こんなことを面と向かって言うようなことはしないが、
ここに記すぐらいのことはしたいと思う。
彼女はよく頑張っている。
web上にこんな文を綴ることはぜず、寡黙に強く生活している。

この明け方前の空気。
親父が働いている時間に寝ているようなことはできないし、
そんな覚悟で6年目の大学生活を迎えるつもりもない。
今年は忙しくなるので、彼女と会うのはもしかすると2007年になるかも知れない。
何より彼女が早く軌道に乗ってくれることを願っている。
自分にできることがあれば、力になりたいと思う。


by HIRA