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Jul 18, 2005 / 10:42 PM
ディスプレイ≠空間 \ 他

某院生と話したので書いてみる。
というのは、先日ここにも載せた2,3年生の講評会の話。
ワークショップとフィールドワークの講評が同時にあり、
ほぼ徹夜での作業明けの一日としては、胃がもたれそうなボリュームであった。
眠りに就けたのは、翌日の午前11:00近くだったが、講評中は知る由もない。
肝心の中身の方は、総じてよく出来ていた。
同じ学生としてあまり偉そうなことは書けないのだが、総じてよく出来ていたという他ない。
教授の言うように、全体のフォーマットを揃えるという形式は、
このスタジオの講評では初めての試みであったが、非常によい結果になった気がする。
やはり、2年生に、いきなりコンセプトを詰め、更にインスタレーションの形式を考えて、
技術的な山も越えて作品を実現する、というのは難しい。
その点、今回の講評では、フォーマットが揃っているがゆえに、
各々のコンセプトが明確になっていた気がする。
完全に同期した直角2面スクリーンというフォーマットであったが、
そのフォーマットに必然性を見出しているコンテンツが多く、その点は非常に評価されるべきだろう。
具体的には、シンメトリックな構成、左右を対比する構成、空間の広がりを誇張する構成など。
インスタレーションという広範な表現をするうえで、必然性は一つの基石となるはずだ。
ただ単に自由に作るだけでは、インスタレーションに説得力は無いと思う。
今期は、ソフトウェアに異様に強いタイプの人はいないようだが、(美大では当前)
皆、ディスプレイ上で作業する経験は積んできたはずだ。
きっと、ここで、ディスプレイと、実空間でのギャップを感じていることだろう。
空間に展開することで、二進法のデータは、単なるディスプレイ上の出来事ではなくなる。
それは、ディスプレイ上の作業とは異なる次元の話だ。
空間にインストールすることを前提としたディスプレイ上での作業。
慣れないと想定しづらいはずだ。
が、インストールしたら予想以上の効果でした、というモノも多く見てきた。
そういうギャップにも慣れてくるはずだ。
というか、むしろそういうところを身につけてほしい。
なぜならば、それが無ければ、インスタレーションにする意味も無いからである。

ここにきて、自分の作業も、現段階で、プロジェクションの形態を考慮して、
視体積を正射影で確保するようにした。
当然、ディスプレイ上では、パースのついた画の方が見栄えがするのだが、
インストールを考えた上で、3Dデータを疑似2Dに落とした。
結果どうなるかは 9月には分かるのだが、
とにかく、全てが空間ありきの話だ。
あれこれ煩く言ったので、下手なものは作れないなぁあ。。と思いつつ、作業をする。
長くなったのでもう終わるが、後期も楽しみにしている。

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openCVとの連携。
G5では、心配したのがバカくさくなるほどサクサク動いた。
レイテンシーは皆無と言っていい。
出来上がるのが楽しみになってきた。
この辺までくると、作るのが楽しくてしかたなくなる。
幸せな(?)学生である。
あくまでもプログラムは手段でしか無い。


by HIRA