エスキース
新規プロジェクトのエスキースを始めた。
普通、美大生がエスキースと言う場合、
エスキース帳と鉛筆を用いるのが一般的なのだろう。
アルゴリズムやダイナミックな動き自体をエスキースしようと思うと、
はじめからプログラムを書き始めた方が効率がイイし、アイデア自体イイものが出る。
頭の中にあるイメージはさっさとプログラムに起こして動かした方が次のイメージが湧くし、
アルゴリズミカルに生成されるイメージは、予測不可能なことも多く、
プログラムを早い段階で書いてみることで、
その予測不可能な要素からインスパイアされる可能性を活かすことが出来る。
記憶というものが存在する限り、逃れ得ない事実として、
自分の頭の中に思い描けるイメージというものは、
概して、固定観念の入り込んだものである場合が多い。
一生懸命、エスキース帳に鉛筆を奔らせ、
とても独創的だと思っていたイメージも、実際にプログラムを書いて動かしてみると、
既視感のある、意外とおとなしいモノになってしまう場合も多い。
逆に、強引にでもアルゴリズムを組んで生まれたイメージは突飛押しも無くて、
非常に新鮮なインスピレーションを与えてくれる。
アルゴリズムとイメージを並行して起こしていくほうが、
自分の場合はいいものが出る。
そういう意味で、「開発すること」と「漠然と思い描くこと」が両輪となって、
自分のエスキースという作業が前に進んでいることが分かる。
分業では成立し得ない思考プロセスだろうと思う。(あくまでも「思う」)
by HIRA