rand()%THOUGHT;

« fA | main | 列島縦断 »

Mar 13, 2005 / 5:16 AM
ひさびさ更新

ここのところ、寝ようと思って寝た記憶が無いし、かと言って寝過ごした記憶も無い。
気付くと短い針が二周空回りしたりしている。
忙しいなかで、頭の中が煩雑になってしまわないうちにここに吐き出す。

最近は、メディア芸術祭@都写美はじめ、現在展示中の卒業制作展@赤レンガ倉庫、
Where am I@科学未来館、今月半ばからの時間旅行展@YCAMと、
現場の方たちや、観客のみなさんと接する機会が多い。
各会場によって、スタッフの方たちの段取りが違ったり、ノリが違ったりと、
作業していてとても楽しいし、勉強になる。
また、展示後、リアクションをいただいた方と、個人的にお話しする機会があったりと、よい刺激になっている。

そんな中、昨日の卒業制作展に、母親、妹、祖父母を含めて7人の親戚が顔を出してくれた。
遠くは島根、広島。近ばでは千葉から足を運んでくれた。
当然、自分の卒業制作を親戚に披露する運びになった。

シャフトを握ったままゆっくりと周回し、スクリーンを見上げている祖母、
その姿を引きで眺める祖父、それに肩を貸す妹、母。
それは、田舎から上京している自分にとって、何とも嬉しい眺めだった。

思うに、一つの作品がレイヤー的な理解の階層を持っていることは重要なことだ。
例えば祖母が「触れるけぇええわぁ、、、、何と綺麗なねぇ」と言える階層、
子供がシャフトを動かすことに熱中してしまう階層、
ディヴェロッパーが「GL調子いいね」といえる階層、
原理を分かってくれた方が、スケールに驚いてくれる階層、
コンセプトまで聞いてくれた方が感想を語れる階層。
全ての人が各々の深度で作品に親しめること、
入り口が広く、奥行きがあること、それは重要なことなのだろう。
そういうものをつくっていきたいと思う。


--
最後になるが、祖父母が、体を壊すことなく、無事に帰郷してくれることを願っている。
春はエンドウの棚をつくる季節。たしか、いちじくの剪定もする。
祖父母と母の誕生日は揃って3/31だ。
全部終わったら地元に帰ろう。帰ったら、祖母の畑に行こう。
メディア芸祭で曲がってしまったGBのシャフトは、島根の祖母の畑で、エンドウの棚にでもしよう。
棚になったシャフトは、今度は地球上の定点を指し続ける。
そこに本当のリアリティが隠れているような気がする。
スクリーンを見上げる祖母の背中は、色んなことを考えさせてくれた。


--
地球が、≒60億*365+2004*365+31+28+12周目の自転を無事に終え朝が来たようだ。
今日は何人の来客があるだろうか。


by HIRA