湘南と山陰

少し疲れている。
電話した地元の友人にも指摘されるとは、なかなか末期だ。

22:00頃、あきちゃん(片山)が諸用を済ませにきた。
明日の晩から@カウアイらしく、羨ましい限りである。
3月には国籍不明になって帰ってくることだろう。
それにしても、湘南の人たちが持っている楽観には、感心する他ない。
恵崎にしても毛利さんにしても、感心するほど楽観的だ。
それに対して、うちの地元の者はどうも暗いというか、陰があるというか、
独特な湿気を持っている。
だが、それは決して、地味な性格と直結するものではない。
ただ、「底抜けに」という形容動詞が使えないと言えばいいのだろうか、
感情がぱっとしない(?)気がする。

梅雨は晴れ間はほとんどなくて、道路が乾く間もない。
夏は夏で蒸し暑く、熱低に変わる前に台風が上陸し、
ダムが出来る前はよく水害が起きた。
冬には、日本海面を撫でた空気が、低く雪雲となり、平野部に垂れ込める。
その雲が、中国山地にぶつかり山間に雪を降らす。

そんな土地柄が、人格形成に影響を与えないわけが無い。
というのが、地元を離れて得た一つの結論である。
正解かどうかは置いておいたとしても、
事実、大輔にせよ、優樹にせよ、道下にせよ、スミにせよ、
地元の者同士で「ありがとう」と言うことはまず無い。
感情をあまりに表に出す事を好しとしない。
無作法と言えばそれまでだが、それは「暗黙の了解」であり、
むしろ、「ありがとう」と言わなくてはならない関係が面倒なのである。
上京したばかりの頃は「ありがとう」と言う局面に出くわすたびに
きまり悪い思いをしたものだ。

地元からの電話に、つい考え込んでしまった。


by HIRA