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Dec 08, 2004 / 1:41 AM
設計中に考えたこと

自分の制作は、いわゆるデザインという作業に近いのかも知れない。
"GLOBAL BEARING"のインターフェースにしても、
"abstract symmetry"の振り子にしても、
機能を追求した結果を、何の装飾もなしに形にしている。
基本的に、機能的なものは、一定以上の美しさを伴うと思う。

その理由を考えてみる。
フィジカルに考えると「機能的であること」とは、
つまり、「使い易さ」であろう。
とすれば、「機能的な形態」が持つ美しさは、
その機能を引き出す「ユーザ−の身体運動」自体が、
無意識に、洗練されることに起因するかも知れない。

そう考えると、アフォーダンスという概念が、身近であることに気付く。

Ex-の打ち上げで毛利さんが言っていたが、
世の中で言う「デザイン」は、少なからず、
そのカタチにデザイナーの作家性を見ることが出来る。

そういう意味では、自分のしている作業は、
デザイナーの作業よりもデザインに近いかも知れない。
ただ、デザインという言葉を広義に捉えるとこの言葉には語弊がある。
もし、機能だけを追求するなら、エンジニアリングという言葉が最適であろう。
だからと言って、自分の作業がエンジニアリングという言葉で片付くとは言えない。

デザイン・表現・エンジニアリング

名前を付けたのは誰なのだろう。


もしかすると、自分の立ち位置をこれらの言葉の範囲に収束させないこと自体が、
自分にとっての「表現」であるかも知れない。

とんでもないジレンマに陥ってこの文面を終えることになってしまった。


by HIRA