「柔らかく壊れる」佐々木幹郎氏

自分の「表現(言葉)」が無力になるほどの存在を扱うとき、力量を試されたと氏は語る。
詩中には引用が多用され、空間の描写が織り込まれていた。

自分というフィルターを通さない方が鮮烈に映る物事も多い。
表現を考えるとき、外せない事実。
時に表現者としての欲求を殺すこと(沈黙すること)が、強烈な表現を生むと感じた。
あの詩は、氏の沈黙が生んだ表現でありながら、確かに氏の表現であった。


by HIRA